《12⽉の企画報告 フランス絵画展ガイドツアー》

12月13日、Kunsthaus Zürichで行われた『19世紀フランス絵画特別展』のガイドツアーにベルンから参加させて頂きました。初めての美術鑑賞のイベントでしたが、とても充実した内容に感銘を受けました。350年以上続くフランスの歴史ある公募展『サロンドパリ』が今回のテーマでしたが、中でも19世紀に応募された作品のうち審査を通過したもの、何かしらの理由があり落選したもの、そしてそれらの特徴を軸に解説が進められました。この合否の分かれ目こそが時代を象徴し、当時の画家達が入選を目指してどのような意図と思惑で作品に向き合っていたのか・・・興味深い説明の一言一句を聞き逃さないように集中しながらメモを取りました。例えば「裸婦像は余りにもリアルなタッチでは不合格となり、陶器のような不自然な程のツルツルな仕上がりだと審査に通過しやすい」。納得できるようなできないような不思議な感覚を抱きながらも、「自分がこの時代の審査員だったらどのようにこの作品を見るだろう?」と想像を膨らませながら一枚一枚丁寧に拝見しました。

今回の企画を担当され、ベルン日本人会にもお声を掛けて下さったJCZ企画の皆様に深く御礼申し上げます。また柿沼さんの引き込まれる素晴らしいガイドに感謝し、今後も積極的に美術鑑賞のイベントに参加したく考えております。余りにも楽しかったので、現在皆勤賞を目指す意気込みです!!

ヨーロッパの歴史や美術史の流れに関する知識を持ち合わせていない私ですが、美術館との距離が縮まったような大満足の時間でした。ありがとうございました。(MO)