会長あいさつ

 
image1

ジャパンクラブチューリッヒ
会長 青砥 玄

 
当会の前身は「チューリッヒ日本人会」ですが、1961年に創設された長い歴史を持つ由緒ある在スイス日本人の親睦団体であります。2008年には「チューリッヒ日本婦人会」と合併し、会員所帯が300を超えるチューリッヒ最大の日本人グループに成長しました。今回、念願叶ってホームページを開設する運びとなりました。昨年2014年はスイスと日本の国交樹立150周年記念の年であり、日本、スイスの両国において様々な祝賀行事や文化イベントが開催されました。また6月には皇太子殿下がスイスを公式訪問されるなど、年間を通して 多くのスイスの方々が日本の文化に触れその感動を分かち合うことができたと思います。両国の友好と親善に大いに貢献した年でありました。

さて、ここで当会の目的について私の考えを述べさせていただきます。

1) 日本とスイスの文化および習慣の相互理解と友好の促進
スイスと日本は長い友好の歴史があります。通常の対外的諸活動に加えて、日本の文化・習慣をスイスの方々により広く、深く知っていただくこと、さらに大使館やチューリッヒ日本商工会、日本人学校の皆様との絆を強く保ちながら、相互理解と友好の促進に努めてゆきたい。
2) 会員の生活・活動の本拠である地域社会への貢献
基本的に親日的なスイスですが、この国最大の都市チューリッヒにおいてより良い地域社会の形成に寄与してゆくことも当会の使命の一つと考えております。
3) 会員間の親睦と互助
上記の1と2の活動を積極的に行うに当たり、我々個々の日本人や家庭がこの地で安定し、充実した毎日を過ごせることが重要です。当会を通して会員の皆様が親睦と互助を行うことで、生き生きと生活できるように、様々な企画を提供・実施し、会員の方々のお役に立ってほしいと願います。

これら三つの点が当会の目的であり 活動の指針 であると思っております。大切なのは3番目を通して、1番目と2番目に貢献して行くことかと思います。そうでなければ、内向きの閉じられた自己満足の小さな社会となってしまいます。内外の壁を乗り越えた、言葉通り、インターナショナルな会であり続けたいと願います。それは個人でも家庭でもまた国家でも同じではないでしょうか。

日本では”失われた20年“といわれてきた経済状況でしたが、長年のデフレ不況を乗り越えつつやっと復興に向けて動き始めているように見られます。私たちも在スイス日本人として、お互いに協力し助け合いながら、いわゆる「日本の応援団」とも言えるような活動も交えて日本の復興に様々な形で寄与できればと思っております。それは日本の為にということではなく、 日本がそういった国となることにより、 真の意味で世界の平和と繁栄の為に貢献してゆくことができると信じるからであります。世界は今、日本と日本人の良き資質を必要としていると強く感じております。

”日本の最大の資産は「誠意」「寛容」「潔さ」を備えた日本人だ“〔日経新聞春秋より〕 との説があるそうです。 私たちは、そういった日本の良き伝統を相続した個人となってゆくことにより真の意味で世界のために尽くす国際人になってゆくことができると思うのです。それこそが今、私たちに願われていることなのではないでしょうか。